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ビールも奥が深いんだね、実は。

本場・ドイツでは、「ビール純粋令」が1516年に発布されてました。
「ビールに大麦、ホップ、水の3つの原料以外を使用してはならない」というお達しです。
1556年には「純粋令」に発酵のための酵母が加えられ、
以来、ドイツでビールの原料は、大麦の麦芽、ホップ、酵母、水に限られました。
そして、ドイツ国内に1350以上あると言われる醸造所では、
今も「純粋令」を守ってビールを造っているそうです。
(2016年4月23日は、純粋令施行500年でした。ドイツは盛り上がったことでしょうね^^)

だいぶ前に、サントリーのビール工場に見学に行ったことがあります。
お話を伺いながら、さまざまなビールを試飲させていただき、
最後には、モルツの登場。
出された順番も関係あるんじゃない?と思うほど、
そのモルツはほかのビール(外国産や黒ビールなども)よりおいしかったです。

このモルツ、原料は麦芽とホップしか使用していません。
ヱビスビールも同じくです。

その他の有名どころのビールも調べてみましたが、
いろいろ混ざっているものが多いですね。
というのも、日本の法律では、
原材料の三分の一までは麦芽とホップ以外のものを使用していても、
ビールなんです。(酒造法ではなく、税制のための区分ですね)

一番絞り生ビールも、 麦芽とホップのみが原料です。
ですが、今販売されている47都道府県の一番絞り。
これは県ごとに使用されている原料が違い、
麦芽とポップだけの県もあれば、副原料が使用されている県もあります。
アルコール度数も4.5%の福島県から6.5%の高知県まで。
やっぱり麦芽とホップだけで、47の違いを出すのは大変だったのかな・・・
などと思いをはせつつ、原材料の一覧を眺めていました。
(なんか楽しい♪)

ちなみに、麦芽とホップ以外のものが三分の一を超えてしまうと発泡酒。
副原料には、「米、とうもろこし、こうりゃん、ばれいしょ、でんぷん、
糖類又は大蔵省令で定める苦味料若しくは着色料」があります。

ビールと一言でいいますが、
国によって定義まで違ってくるんですね。
いろいろ知るって、楽しいです。

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