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自分磨きより、切磋琢磨。

「自分磨き」っていう言葉、よく見かけるし、使いますよね。
あれね、いつごろからある言葉なんでしょうね。

気がついたときには普通に使っていたけれど、
そういえば、子供の頃にはなかったような・・・。

この前ね、
電車で私の前に立ったおじさまたちが、
「自分磨き自分磨きって残業もしないで定時で帰って、まったく~。」
「英会話ができるのと、仕事ができるの、どっちが大切だと思ってるんだか」
などと、若手社員であろう人たちのことをぼやいていました。

そこで、ひとりのおじさんがポツリ。
「昔は、同期の仲間と切磋琢磨してたんだけどね。
 今は、個人の時代だからね。
 切磋琢磨も、もう死語かね。」

そういえば、私も学生時代~就職後数年くらいまでは切磋琢磨してたかも。
でも、だんだんと自分磨き~♪って感じになってたかな。
漢字の字面のせいもあるかもしれないけれど、
なんか切磋琢磨のほうが磨かれてる感じしない?
自分磨きは、ボーリングの玉を布で拭いてるくらいのイメージで、
切磋琢磨は研磨機にかけられてるくらいの差。
本当に一生懸命やってることに関して、私は自分磨きなんて言葉使わないもの。

切磋琢磨の意味は知っているつもりなんだけど、
これは、語源が知りたくなってきましたよ。
さて、調べてみるとしましょうか。

「切磋」とは角の細工をするとき、骨や象牙などを刀で切り、磨くこと。
「琢磨」とは玉や石などを打って形を整え、砥石で磨きをかけること。
どちらの作業も、長い時間をかけて立派な作品を作り上げるという作業。

そこから、
「学問や人徳をよりいっそう磨き上げること」
「友人同士が互いに励まし合い競争し合って、共に向上すること」
という意味が生まれたようです。

長い時間をかけて立派な自分を築くという点では自分磨きも同じ気はするのだけれど、
なんか切磋琢磨って、いい響きですよね。
今だから思うのかもしれないけれど、ちょっとキュン☆ときちゃいます。

自分磨きブームが去って、切磋琢磨の時代が来たら、楽しいかも♪
おじさん、たまにはイイこというよね!
切磋琢磨、すでに死語なら復活させたいな^^

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