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ウニの移動方法、知ってる?

高校の掃除当番が、理科室担当だったことがあります。
週代わりで教室になったり、理科室になったりするのですが、
理科室掃除での、一番のお目当てのウニの水槽でした。

海底にコロコロ転がってるのんだろうな~って思っていたウニですが、
ウニって自分で歩くんですよね。
あのトゲトゲでさえ、自分では動かせないのかと思いきや、
動くんです♪
しかも、そのトゲトゲの間からチューブのようなものが出ていて、
先っぽが吸盤になっているんです。(管足というそうです)
その吸盤で水槽のガラス面に張り付いたり、移動したり。
布をかけて、暗くするとよく動き出します。
(・・・どこで光がわかるの?どこで見てるの?)
あまりにウニにはまっている私に、先生は水槽から取り出して触らせてくれました。
でも、ウニくん、管足はすかさず引っ込めちゃいます・・・。

この管足について、2011年に
イタリアのナポリのアントン・ドーン臨海実験所、
発生生物学者マリア・イナ・アルノーネ氏は研究チームが
「ウニは管足を網膜として使い、
他の部位で余計な光を遮っているのではないか」
という見解を発表したそうです。

あのトゲトゲと同じ?くらいの数がある管足。
身体全体にある管足。
眼はないけれど、光には反応しているようだったけれど、
まさか身体全体が眼の可能性があるとは・・・。(まだ、証明はされていないみたい)
過去の研究から、トゲの数や配置が
視力に影響を及ぼすことはわかっていたんだって。

管足は、運動だけでなく、摂食や呼吸にも関係しているそう。
それとね、管足とは関係ないけれど、
先生に教わった、ウニで一番ビックリしたこと。
『ウニには、心臓ないんだよ☆』って。
いや、歩いてるのになぁ・・・。どうやって生きてるの?とか疑問だらけ。
それ以来、ウニは気になる存在です。

生きているウニを見る機会があったなら、
あなたも、よ~く見てみてね♪

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